金融資産運用2024年10月1日時点の法令に基づく出題です
2025年1月 FP2級学科 問24
債券のイールドカーブ(利回り曲線)の一般的な特徴等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1イールドカーブは、縦軸を債券の利回り、横軸を債券の残存期間として、利回りと投資期間の関係を表した曲線である。
- 2残存期間の短い債券の利回りよりも残存期間の長い債券の利回りの方が低く、イールドカーブが右下がりの曲線となる状態を、逆イールドという。
- 3残存期間の短い債券の利回りよりも残存期間の長い債券の利回りの方が高い状態のとき、両者の金利差が縮小することを、イールドカーブのフラット化という。
- 4イールドカーブが逆イールドの状態にあるとき、時間の経過に伴って債券価格が上昇し、キャピタルゲインが期待される効果を、ロールダウン効果という。
正解と解説AI解説
正解 肢4
本問の論点
イールドカーブ(利回り曲線)の形状と、その変化を表す用語を問う問題である。順イールド・逆イールド、フラット化、ロールダウン効果の意味が論点となる。
正解の根拠
ロールダウン効果は、イールドカーブが右上がりの順イールドの状態にあるとき、時間の経過により残存期間が短くなると利回りが低下し、その分だけ債券価格が上昇してキャピタルゲインが期待される効果をいう。逆イールドの状態では、この効果は期待できない。よって、正解は肢4。
各肢の検討
肢1:イールドカーブは縦軸に利回り、横軸に残存期間をとり、利回りと期間の関係を表した曲線であり、適切。
肢2:長期債の利回りが短期債より低く右下がりとなる状態を逆イールドといい、適切。
肢3:順イールドの状態で長短金利差が縮小することをフラット化といい、適切。
肢4:ロールダウン効果は順イールドの状態で期待される効果であり、逆イールドとする記述は不適切。
一言まとめ
ロールダウン効果は「右上がり(順イールド)の坂を転がり落ちて価格が上がる」とイメージで覚える。
一問一答各肢の正誤
○肢1イールドカーブは、縦軸を債券の利回り、横軸を債券の残存期間として、利回りと投資期間の関係を表した曲線である。
イールドカーブは、縦軸に債券の利回り、横軸に残存期間をとり、利回りと期間の関係を表した曲線である。
○肢2残存期間の短い債券の利回りよりも残存期間の長い債券の利回りの方が低く、イールドカーブが右下がりの曲線となる状態を、逆イールドという。
残存期間の長い債券の利回りの方が低く、イールドカーブが右下がりとなる状態を逆イールドという。
○肢3残存期間の短い債券の利回りよりも残存期間の長い債券の利回りの方が高い状態のとき、両者の金利差が縮小することを、イールドカーブのフラット化という。
順イールドの状態で長短の金利差が縮小し、曲線の傾きが緩やかになることをイールドカーブのフラット化という。
×肢4イールドカーブが逆イールドの状態にあるとき、時間の経過に伴って債券価格が上昇し、キャピタルゲインが期待される効果を、ロールダウン効果という。
ロールダウン効果は、右上がりの順イールドの状態で、時間の経過により利回りが低下し債券価格が上昇する効果であり、逆イールドではない。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2025年1月 問24 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2024年10月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。