ライフプランニングと資金計画2024年4月1日時点の法令に基づく出題です
2025年5月公表分(CBT) FP2級学科 問9
住宅ローンの一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1住宅ローンの返済方法において、元利均等返済と元金均等返済を比較した場合、借入額や返済期間などの他の条件が同一であれば、総返済額は元利均等返済のほうが多くなる。
- 2住宅ローンの一部繰上げ返済において、返済額軽減型と返済期間短縮型を比較した場合、繰上げ返済額や金利などの他の条件が同一であれば、利息の軽減効果は返済額軽減型のほうが大きくなる。
- 3住宅ローンの一部繰上げ返済をする場合、取扱金融機関によって最低返済額や必要となる手数料が異なることがある。
- 4住宅ローンの借換えに際して、現在借入れをしている金融機関の抵当権を抹消し、借換先の金融機関の抵当権を設定する場合、登録免許税等の諸費用が必要となる。
正解と解説AI解説
正解 肢2
本問の論点
住宅ローンの返済方法(元利均等返済・元金均等返済)、一部繰上げ返済の型(返済額軽減型・返済期間短縮型)、繰上げ返済や借換えに伴う費用について、一般的な特徴を問う問題である。
正解の根拠
一部繰上げ返済で、繰上げ返済額や金利などの条件が同じであれば、利息の軽減効果は返済期間短縮型のほうが大きい。期間短縮型は返済期間そのものを短くするため、繰上げ返済した元金に本来かかるはずだった利息が、より長い期間分なくなるからである。肢2は大小関係が逆であり不適切。よって、正解は肢2。
各肢の検討
肢1:適切。元利均等返済は返済初期に利息の割合が大きく元金の減りが遅いため、他の条件が同じなら総返済額は元金均等返済より多くなる。
肢2:不適切。利息の軽減効果が大きいのは返済期間短縮型である。
肢3:適切。一部繰上げ返済の最低返済額や手数料は、取扱金融機関ごとに定められており異なることがある。
肢4:適切。借換えでは、現在の金融機関の抵当権の抹消登記と借換先の抵当権の設定登記が必要となり、登録免許税や司法書士報酬などの諸費用がかかる。
一言まとめ
繰上げ返済の利息軽減効果は「期間短縮型>返済額軽減型」、総返済額は「元利均等返済>元金均等返済」と、大小関係をセットで覚える。
一問一答各肢の正誤
○肢1住宅ローンの返済方法において、元利均等返済と元金均等返済を比較した場合、借入額や返済期間などの他の条件が同一であれば、総返済額は元利均等返済のほうが多くなる。
元利均等返済は返済初期に利息の割合が大きく元金の減りが遅いため、他の条件が同じなら総返済額は元金均等返済より多くなる。
×肢2住宅ローンの一部繰上げ返済において、返済額軽減型と返済期間短縮型を比較した場合、繰上げ返済額や金利などの他の条件が同一であれば、利息の軽減効果は返済額軽減型のほうが大きくなる。
繰上げ返済額や金利が同じなら、返済期間そのものを短くする返済期間短縮型のほうが利息の軽減効果は大きく、記述は大小関係が逆である。
○肢3住宅ローンの一部繰上げ返済をする場合、取扱金融機関によって最低返済額や必要となる手数料が異なることがある。
一部繰上げ返済の最低返済額や手数料は取扱金融機関ごとに定められており、金融機関によって異なることがある。
○肢4住宅ローンの借換えに際して、現在借入れをしている金融機関の抵当権を抹消し、借換先の金融機関の抵当権を設定する場合、登録免許税等の諸費用が必要となる。
借換えでは現在の抵当権の抹消登記と借換先の抵当権の設定登記が必要となり、登録免許税などの諸費用がかかる。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験(2025年5月公表分) 問9 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2024年4月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。