リスク管理2017年4月1日時点の法令に基づく出題です
2017年9月 FP2級学科 問20
生命保険を利用した家庭のリスク管理のアドバイスに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1「自分が死亡した場合の家族の生活資金を準備するために生命保険に加入したい」という相談に対して、定期保険への加入を提案した。
- 2「自分の老後の生活資金を準備するために生命保険に加入したい」という相談に対して、収入保障保険への加入を提案した。
- 3「病気や傷害で入院した場合の医療費負担が不安なので生命保険に加入したい」という相談に対して、医療保険への加入を提案した。
- 4「自分が死亡した場合の相続税の納税資金を確保するために生命保険に加入したい」という相談に対して、終身保険への加入を提案した。
正解と解説AI解説
正解 肢2
本問の論点
家庭のリスク管理で、相談者の目的(死亡後の生活資金、老後資金、医療費、相続税の納税資金)に合う保険の種類を選べるかを問う問題です。最も不適切な提案を選びます。
正解の根拠
収入保障保険は、被保険者が死亡した場合などに、遺族へ年金形式で保険金を支払う死亡保障型の保険です。保障を受け取るのは死亡後であり、生存中に必要となる老後の生活資金を準備する目的には適合しません。老後資金の準備には、個人年金保険など生存中に受け取れる商品が向いています。よって、正解は肢2。
各肢の検討
肢1:家族の生活資金には、一定期間の死亡保障を確保できる定期保険が適しており、適切です。
肢2:上記のとおり、収入保障保険は老後資金の準備には向かず、不適切です。
肢3:入院時の医療費負担には、医療保険が適しており、適切です。
肢4:終身保険は一生涯の死亡保障が続くため納税資金の確保に適しています。保険料を被相続人が負担していた場合、相続税法第3条第1項第1号により、死亡保険金は相続により取得したものとみなされます。適切です。
一言まとめ
保険は「目的から保障の種類を選ぶ」。老後は生存保障、遺族の生活は死亡保障と覚えます。
一問一答各肢の正誤
○肢1「自分が死亡した場合の家族の生活資金を準備するために生命保険に加入したい」という相談に対して、定期保険への加入を提案した。
家族の生活資金には、一定期間の死亡保障を割安な保険料で確保できる定期保険の提案が適しており、記述は適切である。
×肢2「自分の老後の生活資金を準備するために生命保険に加入したい」という相談に対して、収入保障保険への加入を提案した。
収入保障保険は死亡後に遺族へ年金形式で保険金を支払う死亡保障型であり、生存中に必要な老後の生活資金の準備には向かない。
○肢3「病気や傷害で入院した場合の医療費負担が不安なので生命保険に加入したい」という相談に対して、医療保険への加入を提案した。
入院時の医療費負担への不安には、入院給付金などで備える医療保険の提案が適しており、記述は適切である。
○肢4「自分が死亡した場合の相続税の納税資金を確保するために生命保険に加入したい」という相談に対して、終身保険への加入を提案した。
終身保険は一生涯の死亡保障が続くため相続税の納税資金の確保に適し、死亡保険金は相続により取得したものとみなされる。
関連条文解説で引用
- 相続税法第3条第1項第1号
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2017年9月 問20 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2017年4月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。