金融資産運用2017年10月1日時点の法令に基づく出題です
2018年1月 FP2級学科 問22
投資信託の一般的な仕組みや特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1通貨選択型投資信託は、株式や債券などの投資対象資産における通貨とは異なる通貨を選択して投資することができる投資信託である。
- 2上場不動産投資信託(J-REIT)は、投資を目的とする法人を設立することによって組成される会社型の投資信託である。
- 3「日経平均レバレッジ・インデックス」に連動するETFは、日経平均株価の日々の変動率の2倍になるように計算された指数に連動するように運用されており、2営業日以上離れた日との比較においても、常に2倍の変動率を保つことになる。
- 4「日経平均インバース・インデックス」に連動するETFは、日経平均株価の前営業日に対する変動率のマイナス1倍となるように計算された指数に連動するように運用されている。
正解と解説AI解説
正解 肢3
本問の論点
投資信託の一般的な仕組みや特徴を問う問題である。通貨選択型投資信託、J-REIT、レバレッジ型・インバース型のETFの特徴を正確に押さえているかが問われる。
正解の根拠
レバレッジ型ETFは、日々の変動率が基準となる指数の2倍になるように運用される。これは日々の変動率についての話であり、2営業日以上離れた日との比較では、変動率が常に2倍になるとは限らない。肢3の「常に2倍の変動率を保つ」は誤りである。よって、正解は肢3。
各肢の検討
肢1:通貨選択型投資信託は、投資対象資産の通貨とは別の通貨を選べる投資信託で、適切。
肢2:投信法第2条第12項は投資法人を資産運用を目的とする社団と定めており、J-REITは法人を設立して組成する会社型で、適切。
肢3:2営業日以上離れた日との比較で常に2倍とはならず、不適切。
肢4:インバース型ETFは、前営業日に対する変動率がマイナス1倍となる指数に連動するもので、適切。
一言まとめ
レバレッジ型・インバース型は「日々の変動率」が基準であり、期間が長くなると倍率どおりにならないと覚える。
一問一答各肢の正誤
○肢1通貨選択型投資信託は、株式や債券などの投資対象資産における通貨とは異なる通貨を選択して投資することができる投資信託である。
通貨選択型投資信託は、株式や債券などの投資対象資産の通貨とは別の通貨を選択して投資できる投資信託であり、記述のとおりである。
○肢2上場不動産投資信託(J-REIT)は、投資を目的とする法人を設立することによって組成される会社型の投資信託である。
J-REITは、投資を目的とする法人を設立して組成する会社型の投資信託であり、投資法人は資産を主として特定資産に対する投資として運用することを目的とする社団である。
×肢3「日経平均レバレッジ・インデックス」に連動するETFは、日経平均株価の日々の変動率の2倍になるように計算された指数に連動するように運用されており、2営業日以上離れた日との比較においても、常に2倍の変動率を保つことになる。
レバレッジ型ETFは日々の変動率の2倍になるよう運用されるが、2営業日以上離れた日との比較では常に2倍になるわけではないため、記述は誤りである。
○肢4「日経平均インバース・インデックス」に連動するETFは、日経平均株価の前営業日に対する変動率のマイナス1倍となるように計算された指数に連動するように運用されている。
インバース型ETFは日経平均株価の前営業日に対する変動率のマイナス1倍となる指数に連動するよう運用されており、記述のとおりである。
関連条文解説で引用
- 投信法第2条第12項
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2018年1月 問22 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2017年10月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。