金融資産運用2018年10月1日時点の法令に基づく出題です
2019年5月 FP2級学科 問23
固定利付債券の利回り(単利・年率)と市場金利の変動との関係に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。なお、手数料、経過利子、税金等については考慮しないものとする。表面利率が0.3%、償還年限が10年の固定利付債券(以下「債券A」という)が額面100円当たり100円で新規に発行された。発行から3年後に中央銀行の金融政策により市場金利が上昇したのに連動して債券Aの最終利回りも0.5%に上昇した。このとき、債券Aを新規発行時に購入し、償還まで保有する場合の応募者利回りは0.3%(ア)。また、債券Aを新規発行時に購入し、発行から3年後に売却する場合の所有期間利回りは0.3%(イ)。
- 1(ア)で変わらない(イ)よりも低くなる
- 2(ア)よりも高くなる(イ)よりも低くなる
- 3(ア)で変わらない(イ)で変わらない
- 4(ア)よりも高くなる(イ)で変わらない
正解と解説AI解説
正解 肢1
本問の論点
固定利付債券を購入した後に市場金利が上昇した場合、購入者の利回りがどう変わるかを問う問題である。償還まで保有する場合の応募者利回りと、途中で売却する場合の所有期間利回りの違いに着目する。
正解の根拠
額面100円当たり100円で新規に発行された債券を購入し、償還まで保有する場合、受け取るのは表面利率0.3%の利息と額面どおりの償還金だけで、購入価格と償還価格の間に差益も差損も生じない。そのため、途中で市場金利が上昇しても応募者利回りは0.3%で変わらない(ア)。他方、発行から3年後に売却する場合は、市場金利の上昇で債券価格が下落しているため売却損が生じ、所有期間利回りは0.3%よりも低くなる(イ)。よって、正解は肢1。
各肢の検討
肢1:適切。(ア)は変わらず、(イ)は低くなる。
肢2:不適切。(ア)が高くなることはない。
肢3:不適切。(イ)は売却損のため変わらないとはいえない。
肢4:不適切。(ア)(イ)の両方が誤り。
一言まとめ
「持ち切りなら利回りは固定、途中売却なら価格変動の影響を受ける」と覚える。金利上昇は債券価格の下落要因である。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2019年5月 問23 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2018年10月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。