金融資産運用2020年10月1日時点の法令に基づく出題です
2021年1月 FP2級学科 問23
株式投資信託の運用手法および運用スタイルに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1株価が現在の資産価値や利益水準などから割安と評価される銘柄に投資する手法は、バリュー投資と呼ばれる。
- 2ベンチマークを上回る運用成果を目指す株式投資信託の運用手法は、パッシブ運用と呼ばれる。
- 3各銘柄の投資指標の分析や企業業績などのリサーチによって銘柄を選定し、その積上げによってポートフォリオを構築する手法は、ボトムアップ・アプローチと呼ばれる。
- 4マクロ的な環境要因等を基に国別組入比率や業種別組入比率などを決定し、その比率に応じて、個別銘柄を組み入れてポートフォリオを構築する手法は、トップダウン・アプローチと呼ばれる。
正解と解説AI解説
正解 肢2
本問の論点
株式投資信託の運用手法(アクティブ運用・パッシブ運用)と運用スタイル(バリュー投資、ボトムアップ、トップダウン)の用語を問う問題です。最も不適切なものを選びます。
正解の根拠
ベンチマークを上回る運用成果を目指す手法は、アクティブ運用と呼ばれます。パッシブ運用は、ベンチマークに連動する運用成果を目指す手法です。よって、正解は肢2。
各肢の検討
肢1:適切。割安と評価される銘柄に投資する手法は、バリュー投資と呼ばれます。
肢2:不適切。ベンチマークを上回ることを目指すのはアクティブ運用です。
肢3:適切。銘柄の分析やリサーチから積み上げる手法は、ボトムアップ・アプローチです。
肢4:適切。マクロ環境から国別・業種別の比率を決め、その後に個別銘柄を選ぶ手法は、トップダウン・アプローチです。
一言まとめ
「ベンチマークを上回る」はアクティブ、「ベンチマークに連動」はパッシブです。積上げはボトムアップ、上から決めるのはトップダウンと対にして覚えましょう。
一問一答各肢の正誤
○肢1株価が現在の資産価値や利益水準などから割安と評価される銘柄に投資する手法は、バリュー投資と呼ばれる。
株価が資産価値や利益水準などから割安と評価される銘柄に投資する手法は、バリュー投資と呼ばれるので記述は正しい。
×肢2ベンチマークを上回る運用成果を目指す株式投資信託の運用手法は、パッシブ運用と呼ばれる。
ベンチマークを上回る成果を目指す運用手法はアクティブ運用であり、パッシブ運用ではないので記述は誤っている。
○肢3各銘柄の投資指標の分析や企業業績などのリサーチによって銘柄を選定し、その積上げによってポートフォリオを構築する手法は、ボトムアップ・アプローチと呼ばれる。
銘柄ごとの分析やリサーチで銘柄を選定し、その積上げでポートフォリオを構築する手法はボトムアップ・アプローチなので記述は正しい。
○肢4マクロ的な環境要因等を基に国別組入比率や業種別組入比率などを決定し、その比率に応じて、個別銘柄を組み入れてポートフォリオを構築する手法は、トップダウン・アプローチと呼ばれる。
マクロ的な環境要因等を基に国別・業種別の組入比率を決めてから個別銘柄を組み入れる手法はトップダウン・アプローチなので記述は正しい。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2021年1月 問23 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2020年10月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。