ライフプランニングと資金計画2021年10月1日時点の法令に基づく出題です
2022年5月 FP2級学科 問10
決算書に基づく経営分析指標に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1損益分岐点比率は、実際の売上高に対する損益分岐点売上高の割合を示したものであり、一般に、この数値が低い方が企業の収益性が高いと判断される。
- 2自己資本比率は、総資本に対する自己資本の割合を示したものであり、一般に、この数値が低い方が財務の健全性が高いと判断される。
- 3固定長期適合率は、自己資本に対する固定資産の割合を示したものであり、一般に、この数値が低い方が財務の健全性が高いと判断される。
- 4ROEは、自己資本に対する当期純利益の割合を示したものであり、一般に、この数値が低い方が経営の効率性が高いと判断される。
正解と解説AI解説
正解 肢1
本問の論点
決算書に基づく代表的な経営分析指標について、指標の定義(何に対する何の割合か)と、数値が高い・低いのどちらが望ましいかを問う問題である。
正解の根拠
損益分岐点比率は、実際の売上高に対する損益分岐点売上高の割合である。この数値が低いほど、実際の売上高が損益分岐点売上高を大きく上回っており、売上が減少しても赤字になりにくいので、収益性が高く安全性もあると判断される。よって、正解は肢1。
各肢の検討
肢1:適切。損益分岐点比率は低い方が収益性が高いと判断される。
肢2:不適切。自己資本比率は総資本に対する自己資本の割合で、一般に高い方が財務の健全性が高い。
肢3:不適切。固定長期適合率は自己資本と固定負債の合計に対する固定資産の割合である。自己資本に対する固定資産の割合は固定比率である。
肢4:不適切。ROEは自己資本に対する当期純利益の割合で、一般に高い方が経営の効率性が高い。
一言まとめ
損益分岐点比率・固定比率・固定長期適合率は低い方がよく、自己資本比率・ROEは高い方がよい、と方向で整理する。
一問一答各肢の正誤
○肢1損益分岐点比率は、実際の売上高に対する損益分岐点売上高の割合を示したものであり、一般に、この数値が低い方が企業の収益性が高いと判断される。
損益分岐点比率は実際の売上高に対する損益分岐点売上高の割合であり、低いほど売上減少に耐える余裕があり収益性が高いと判断される。
×肢2自己資本比率は、総資本に対する自己資本の割合を示したものであり、一般に、この数値が低い方が財務の健全性が高いと判断される。
自己資本比率は総資本に対する自己資本の割合であり、一般に高い方が財務の健全性が高いと判断される。
×肢3固定長期適合率は、自己資本に対する固定資産の割合を示したものであり、一般に、この数値が低い方が財務の健全性が高いと判断される。
固定長期適合率は自己資本と固定負債の合計に対する固定資産の割合であり、自己資本に対する固定資産の割合は固定比率である。
×肢4ROEは、自己資本に対する当期純利益の割合を示したものであり、一般に、この数値が低い方が経営の効率性が高いと判断される。
ROEは自己資本に対する当期純利益の割合であり、一般に高い方が経営の効率性が高いと判断される。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2022年5月 問10 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2021年10月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。