金融資産運用2022年4月1日時点の法令に基づく出題です
2022年9月 FP2級学科 問27
先物取引やオプション取引に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1現在保有している現物資産が将来値下がりすることに備えるため、先物を売り建てた。
- 2将来保有しようとする現物資産が将来値上がりすることに備えるため、先物を買い建てた。
- 3現在保有している現物資産が将来値下がりすることに備えるため、プット・オプションを売った。
- 4将来保有しようとする現物資産が将来値上がりすることに備えるため、コール・オプションを買った。
正解と解説AI解説
正解 肢3
本問の論点
先物取引とオプション取引を使ったヘッジ(リスク回避)の方法として、どの取引を売り・買いのどちらで行えばよいかを問う問題である。
正解の根拠
現在保有している現物資産の値下がりに備えるには、プット・オプション(売る権利)を買う必要がある。プット・オプションを売ると、プレミアムは受け取れるが、値下がり時には買い手の権利行使に応じる義務を負い損失が生じるため、ヘッジにならない。よって、正解は肢3。
各肢の検討
肢1:適切。現物の値下がりに備える売りヘッジである。
肢2:適切。将来購入する現物の値上がりに備える買いヘッジである。
肢3:不適切。値下がりに備えるならプット・オプションの買いであり、売りではヘッジにならない。
肢4:適切。値上がりに備えるにはコール・オプション(買う権利)を買う。
一言まとめ
ヘッジ目的のオプションは必ず「買い」。値下がりに備えるならプットの買い、値上がりに備えるならコールの買い。
一問一答各肢の正誤
○肢1現在保有している現物資産が将来値下がりすることに備えるため、先物を売り建てた。
保有する現物資産の値下がりに備えるには先物を売り建てる売りヘッジを行い、現物の損失を先物の利益で相殺する。
○肢2将来保有しようとする現物資産が将来値上がりすることに備えるため、先物を買い建てた。
将来購入する現物資産の値上がりに備えるには先物を買い建てる買いヘッジを行い、購入価格の上昇を先物の利益で補う。
×肢3現在保有している現物資産が将来値下がりすることに備えるため、プット・オプションを売った。
値下がりに備えるにはプット・オプションを買うべきであり、プット・オプションを売ると値下がり時に損失が生じるためヘッジにならない。
○肢4将来保有しようとする現物資産が将来値上がりすることに備えるため、コール・オプションを買った。
将来購入する現物資産の値上がりに備えてコール・オプションを買えば、値上がり時に権利行使等で利益を得て購入価格の上昇を補える。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2022年9月 問27 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2022年4月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。