リスク管理2017年10月1日時点の法令に基づく出題です
2018年5月 FP2級学科 問12
個人年金保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1保険料の支払方法には月払い、半年払い、年払い、一時払いがあるが、他の契約条件が同じ場合、保険料の支払総額が最も少ないのは一時払いである。
- 2年金受取期間中に被保険者が死亡した場合、相続人等が死亡給付金を一時金として受け取ることができる。
- 3定額個人年金保険は、契約時に基本年金額が確定するが、変額個人年金保険は積立金の運用成果によって年金額が変動する。
- 4定額個人年金保険は、他の契約条件が同じ場合、保険料の払込満了から年金受取開始までの据置期間が長い方が、受け取る年金額は多くなる。
正解と解説AI解説
正解 肢2
本問の論点
個人年金保険の一般的な商品性として、保険料の払込方法、年金受取期間中の死亡時の扱い、定額型と変額型の違い、据置期間と年金額の関係を問う問題である。最も不適切な記述を選ぶ。
正解の根拠
死亡給付金は、主に年金の受取開始前に被保険者が死亡した場合に支払われるものである。年金受取期間中の死亡時の扱いは年金の種類で異なり、終身年金で保証期間がないものでは年金の支払いが終わるだけで、死亡給付金は出ない。保証期間付の年金や確定年金では、残りの期間の年金または一時金を遺族が受け取る仕組みである。肢2は、受取期間中の死亡でも死亡給付金を一時金で受け取れるとしており、この区別を欠く。よって、正解は肢2。
各肢の検討
肢1:一時払いは払込回数が最も少なく、他の条件が同じなら払込総額が最も少なくなる。適切。
肢2:年金受取期間中の死亡では、死亡給付金を一時金で受け取れるとは限らず、年金の種類により年金の支払いが終了する場合がある。不適切。
肢3:定額型は契約時に基本年金額が確定し、変額型は積立金の運用成果によって年金額が変動する。適切。
肢4:据置期間が長いほど運用期間が延びるため、他の条件が同じなら年金額は多くなる。適切。
一言まとめ
死亡給付金は「年金開始前」の死亡が中心で、開始後は年金の種類と保証期間の有無で扱いが決まると区別して覚える。
一問一答各肢の正誤
○肢1保険料の支払方法には月払い、半年払い、年払い、一時払いがあるが、他の契約条件が同じ場合、保険料の支払総額が最も少ないのは一時払いである。
一時払いは払込回数が最も少なく、他の契約条件が同じなら払込総額が最も少なくなるため、記述は正しい。
×肢2年金受取期間中に被保険者が死亡した場合、相続人等が死亡給付金を一時金として受け取ることができる。
年金受取期間中の死亡では、死亡給付金を一時金で受け取れるとは限らず、種類によっては年金の支払いが終了するだけであるため、記述は誤りである。
○肢3定額個人年金保険は、契約時に基本年金額が確定するが、変額個人年金保険は積立金の運用成果によって年金額が変動する。
定額型は契約時に基本年金額が確定し、変額型は積立金の運用成果で年金額が変動するため、記述は正しい。
○肢4定額個人年金保険は、他の契約条件が同じ場合、保険料の払込満了から年金受取開始までの据置期間が長い方が、受け取る年金額は多くなる。
据置期間が長いほど運用に回る期間が長くなるため、他の条件が同じなら年金額は多くなる。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2018年5月 問12 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2017年10月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。