金融資産運用2018年4月1日時点の法令に基づく出題です
2018年9月 FP2級学科 問27
下記<資料>に基づくファンドAとファンドBの過去5年間の運用パフォーマンスの比較評価に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。<資料>ファンドAとファンドBの過去5年間の運用パフォーマンスに関する情報ファンド名実績収益率の平均値実績収益率の標準偏差ファンドA4.2%2.0%ファンドB10.5%5.0%ポートフォリオの運用パフォーマンスの評価の一つとして、シャープレシオがある。無リスク金利を1.0%として、<資料>の数値によりファンドAのシャープレシオの値を算出すると(ア)となる。同様に算出したファンドBのシャープレシオの値により、両ファンドの運用パフォーマンスを比較すると、過去5年間は(イ)の方が効率的な運用であったと判断される。

- 1(ア)1.6(イ)ファンドA
- 2(ア)1.6(イ)ファンドB
- 3(ア)2.1(イ)ファンドA
- 4(ア)2.1(イ)ファンドB
正解と解説AI解説
正解 肢2
本問の論点
シャープレシオの算出方法を問う問題です。リスク1単位当たりに、無リスク金利を上回る収益をどれだけ得たかを比べ、運用の効率性を判断します。
正解の根拠
シャープレシオは、(実績収益率の平均値-無リスク金利)÷実績収益率の標準偏差で求めます。ファンドAは(4.2%-1.0%)÷2.0%=1.6であり、ファンドBは(10.5%-1.0%)÷5.0%=1.9です。値が大きいファンドBの方が、効率的な運用だったと判断できます。よって、正解は肢2。
各肢の検討
肢1:(ア)は1.6で正しいものの、(イ)をファンドAとしており不適切です。
肢2:(ア)が1.6、(イ)がファンドBで、いずれも正しく適切です。
肢3:(ア)が2.1で誤りであり、(イ)もファンドAで誤りのため不適切です。
肢4:(イ)はファンドBで正しいものの、(ア)が2.1で誤りのため不適切です。
計算過程
ファンドAの超過収益率は4.2%-1.0%=3.2%、標準偏差は2.0%なので、シャープレシオは3.2%÷2.0%=1.6です。ファンドBの超過収益率は10.5%-1.0%=9.5%、標準偏差は5.0%なので、シャープレシオは9.5%÷5.0%=1.9です。
一言まとめ
シャープレシオは「超過収益率÷標準偏差」で求め、大きいほど効率的です。平均収益率の高さだけで判断しないようにしましょう。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2018年9月 問27 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2018年4月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。