ライフプランニングと資金計画2020年10月1日時点の法令に基づく出題です
2021年5月 FP2級学科 問10
中小企業による金融機関からの資金調達に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1手形貸付は、借入れについての内容や条件等を記載した金銭消費貸借契約証書によって資金を調達する方法である。
- 2インパクトローンは、米ドル等の外貨によって資金を調達する方法であり、その資金使途は限定されていない。
- 3ABL(動産・債権担保融資)は、企業が保有する売掛債権等の債権や在庫・機械設備等の動産を担保として資金を調達する方法である。
- 4信用保証協会保証付融資(マル保融資)の対象となる企業には、業種に応じた資本金または常時使用する従業員数の要件がある。
正解と解説AI解説
正解 肢1
本問の論点
中小企業の資金調達手段の特徴を問う問題です。手形貸付と証書貸付の違いなどがポイントです。最も不適切な記述を選びます。
正解の根拠
手形貸付は、借主が金融機関宛てに約束手形を振り出して資金を借り入れる方法です。借入れの内容や条件を金銭消費貸借契約証書に記載して借りるのは証書貸付であり、肢1は両者を取り違えています。よって、正解は肢1。
各肢の検討
肢1:金銭消費貸借契約証書によるのは証書貸付で、手形貸付ではないため不適切です。
肢2:インパクトローンは外貨で調達する借入れで、資金使途に制限がなく、適切です。
肢3:ABLは売掛債権等の債権や在庫・機械設備等の動産を担保とする融資で、適切です。
肢4:マル保融資には、業種に応じた資本金または常時使用する従業員数の要件があり、適切です。
一言まとめ
手形貸付は約束手形、証書貸付は契約証書と区別しましょう。名称と内容の対応を意識して整理すると、取り違えを防げます。
一問一答各肢の正誤
×肢1手形貸付は、借入れについての内容や条件等を記載した金銭消費貸借契約証書によって資金を調達する方法である。
金銭消費貸借契約証書によって借り入れる方法は証書貸付であり、手形貸付は約束手形を振り出して借り入れる方法である。
○肢2インパクトローンは、米ドル等の外貨によって資金を調達する方法であり、その資金使途は限定されていない。
インパクトローンは米ドル等の外貨で調達する借入れで、資金使途は限定されていない。
○肢3ABL(動産・債権担保融資)は、企業が保有する売掛債権等の債権や在庫・機械設備等の動産を担保として資金を調達する方法である。
ABLは、売掛債権等の債権や在庫・機械設備等の動産を担保として資金を調達する方法である。
○肢4信用保証協会保証付融資(マル保融資)の対象となる企業には、業種に応じた資本金または常時使用する従業員数の要件がある。
マル保融資の対象企業には、業種に応じた資本金または常時使用する従業員数の要件がある。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2021年5月 問10 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2020年10月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。