リスク管理2021年10月1日時点の法令に基づく出題です
2022年5月 FP2級学科 問12
個人年金保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1終身年金では、他の契約条件が同一の場合、保険料は被保険者が女性であるよりも男性である方が高くなる。
- 2確定年金では、年金受取期間中に被保険者が死亡した場合、死亡保険金受取人が既払込保険料相当額の死亡保険金を受け取ることができる。
- 3外貨建て個人年金保険は、契約時に円換算支払特約を付加することで、為替変動があっても、円貨で受け取る年金受取総額が既払込保険料総額を下回ることはない。
- 4変額個人年金保険は、特別勘定による運用実績によって、将来受け取る年金額や解約返戻金額が変動する。
正解と解説AI解説
正解 肢4
本問の論点
終身年金の保険料の男女差、確定年金の受取期間中の死亡時の扱い、外貨建て個人年金保険の円換算支払特約、変額個人年金保険の特徴という個人年金保険の基本的な商品性を問う問題である。
正解の根拠
変額個人年金保険は、払い込んだ保険料を特別勘定で運用し、その運用実績に応じて将来受け取る年金額や解約返戻金額が増減する。運用成果が良ければ増え、悪ければ減る点が定額の個人年金保険との違いである。よって、正解は肢4。
各肢の検討
肢1:不適切。平均余命の長い女性の方が受取期間が長くなるため、保険料は女性の方が高い。
肢2:不適切。確定年金では、残りの期間の年金または一時金が遺族に支払われる。
肢3:不適切。円換算支払特約は円貨で受け取るための特約であり、為替リスクは回避できない。
肢4:適切。特別勘定の運用実績により年金額や解約返戻金額が変動する。
一言まとめ
終身年金は女性の方が高い、確定年金は死亡後も残り期間分を遺族が受け取る、円換算支払特約は為替リスクを消さない、の3点を押さえる。
一問一答各肢の正誤
×肢1終身年金では、他の契約条件が同一の場合、保険料は被保険者が女性であるよりも男性である方が高くなる。
終身年金は長生きするほど年金の受取総額が多くなるため、他の条件が同一なら平均余命の長い女性の方が保険料は高くなる。
×肢2確定年金では、年金受取期間中に被保険者が死亡した場合、死亡保険金受取人が既払込保険料相当額の死亡保険金を受け取ることができる。
確定年金は年金受取期間中に被保険者が死亡しても、残りの期間の年金または一時金が遺族に支払われ、既払込保険料相当額の死亡保険金が支払われるわけではない。
×肢3外貨建て個人年金保険は、契約時に円換算支払特約を付加することで、為替変動があっても、円貨で受け取る年金受取総額が既払込保険料総額を下回ることはない。
円換算支払特約は年金等を円貨で受け取るための特約にすぎず、為替変動リスクはなくならないため、受取総額が既払込保険料総額を下回ることがある。
○肢4変額個人年金保険は、特別勘定による運用実績によって、将来受け取る年金額や解約返戻金額が変動する。
変額個人年金保険は特別勘定の運用実績によって、将来受け取る年金額や解約返戻金額が変動する。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2022年5月 問12 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2021年10月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。