リスク管理2021年10月1日時点の法令に基づく出題です
2022年5月 FP2級学科 問20
生命保険を利用した家庭のリスク管理に係る一般的なアドバイスに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1「自分が死亡した場合の相続税の納税資金を確保するために生命保険に加入したい」という相談に対して、終身保険への加入を提案した。
- 2「病気やケガで入院した場合の医療費の負担が不安なので生命保険に加入したい」という相談に対して、定期保険への加入を提案した。
- 3「自分の老後の生活資金を準備するために生命保険に加入したい」という相談に対して、個人年金保険への加入を提案した。
- 4「自分が死亡した後の子どもが社会人になるまでの生活資金を準備するために生命保険に加入したい」という相談に対して、収入保障保険への加入を提案した。
正解と解説AI解説
正解 肢2
本問の論点
家庭のリスク管理の相談内容に対して、どの種類の生命保険を提案するのが適切かを問う問題である。相談者が備えたいリスクと、各保険商品の保障内容を対応させられるかがポイントとなる。
正解の根拠
定期保険は、一定の保険期間内に被保険者が死亡・高度障害となった場合に保険金が支払われる死亡保障の商品であり、病気やケガで入院した場合の医療費の負担に備えるものではない。入院時の医療費に備えたいという相談に対しては、医療保険への加入を提案するのが適切である。したがって、定期保険への加入を提案した肢2は不適切である。よって、正解は肢2。
各肢の検討
肢1:適切。終身保険は保障が一生涯続き、死亡時に必ず保険金が支払われるため、相続税の納税資金の確保に向いている。
肢2:不適切。定期保険は死亡保障であり、入院時の医療費には対応しない。
肢3:適切。個人年金保険は一定の年齢から年金を受け取れるため、老後の生活資金の準備に向いている。
肢4:適切。収入保障保険は死亡時から保険期間満了まで年金形式で保険金が支払われ、子どもが社会人になるまでの生活資金の準備に向いている。
一言まとめ
相談の「リスク」と商品の「保障内容」を対応させる。入院の医療費なら医療保険、死亡保障なら定期保険・終身保険・収入保障保険と整理する。
一問一答各肢の正誤
○肢1「自分が死亡した場合の相続税の納税資金を確保するために生命保険に加入したい」という相談に対して、終身保険への加入を提案した。
終身保険は保障が一生涯続き、死亡時に確実に保険金が支払われるため、相続税の納税資金の確保に適している。
×肢2「病気やケガで入院した場合の医療費の負担が不安なので生命保険に加入したい」という相談に対して、定期保険への加入を提案した。
定期保険は一定期間内の死亡等を保障する死亡保険であり、入院時の医療費の負担に備える商品ではない。入院に備えるなら医療保険が適している。
○肢3「自分の老後の生活資金を準備するために生命保険に加入したい」という相談に対して、個人年金保険への加入を提案した。
個人年金保険は、一定の年齢から年金を受け取れる商品であり、老後の生活資金の準備に適している。
○肢4「自分が死亡した後の子どもが社会人になるまでの生活資金を準備するために生命保険に加入したい」という相談に対して、収入保障保険への加入を提案した。
収入保障保険は、被保険者が死亡した場合に保険期間満了まで年金形式で保険金が支払われるため、子どもが社会人になるまでの遺族の生活資金の準備に適している。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2022年5月 問20 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2021年10月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。