金融資産運用2021年10月1日時点の法令に基づく出題です
2022年5月 FP2級学科 問23
上場投資信託(ETF)の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1ETFは、非上場の投資信託と異なり、運用管理費用(信託報酬)は発生しない。
- 2ETFは、支払われる分配金が自動で再投資されるため、投資の複利効果を得ることができる。
- 3ETFには、つみたてNISAの対象となっているものがある。
- 4ETFには、株価指数に連動するものはあるが、REIT指数や商品指数に連動するものはない。
正解と解説AI解説
正解 肢3
本問の論点
上場投資信託(ETF)の費用、分配金の扱い、非課税制度の対象、連動対象となる指数の種類を問う問題である。上場株式と同様に取引所で売買できる投資信託という性質を押さえることがポイントになる。
正解の根拠
つみたてNISAの対象商品は、長期・積立・分散投資に適した一定の要件を満たす公募株式投資信託とETFに限られており、その中には実際にETFも含まれている。したがって、つみたてNISAの対象となっているETFがあるとする記述は適切である。よって、正解は肢3。
各肢の検討
肢1:不適切。ETFも投資信託であり、投資信託約款には信託報酬その他の手数料の計算方法等を記載する必要がある(投信法第4条第2項第11号)。一般に非上場の投資信託より低水準だが、信託報酬は発生する。
肢2:不適切。ETFの分配金は自動で再投資されず、原則として現金で支払われる。複利効果を得るには自ら再投資する必要がある。
肢3:適切。つみたてNISAの対象となっているETFがある。
肢4:不適切。REIT指数や商品指数に連動するETFも上場している。
一言まとめ
ETFは「上場している投資信託」。信託報酬はかかる、分配金は自動再投資されない、連動対象は株価指数以外にも広がっている、の3点を押さえる。
一問一答各肢の正誤
×肢1ETFは、非上場の投資信託と異なり、運用管理費用(信託報酬)は発生しない。
ETFも投資信託であり、保有期間中は運用管理費用(信託報酬)が信託財産から差し引かれるため、信託報酬が発生しないとする記述は誤りである。
×肢2ETFは、支払われる分配金が自動で再投資されるため、投資の複利効果を得ることができる。
ETFの分配金は自動で再投資される仕組みではなく、原則として受益者に支払われるため、自動再投資による複利効果を得られるとする記述は誤りである。
○肢3ETFには、つみたてNISAの対象となっているものがある。
つみたてNISAの対象商品には、一定の要件を満たすETFも含まれているため、対象となっているETFがあるとする記述は正しい。
×肢4ETFには、株価指数に連動するものはあるが、REIT指数や商品指数に連動するものはない。
ETFには株価指数連動型のほか、REIT指数や商品指数(金価格など)に連動するものも上場しているため、これらが無いとする記述は誤りである。
関連条文解説で引用
- 投信法第4条第2項第11号
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2022年5月 問23 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2021年10月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。