金融資産運用2022年4月1日時点の法令に基づく出題です
2022年9月 FP2級学科 問21
為替相場や金利の変動要因に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1日本の貿易黒字の拡大は、一般に、円安要因となる。
- 2日本の物価が米国と比較して相対的に上昇することは、一般に、円安要因となる。
- 3米国が政策金利を引き上げることにより、日本と米国との金利差が拡大することは、一般に、円安要因となる。
- 4日本銀行の金融市場調節の主な手段の1つである公開市場操作において、日本銀行が国債の買入れを行うことで市中に出回る資金量が増加することは、一般に、市中金利の低下要因となる。
正解と解説AI解説
正解 肢1
本問の論点
貿易収支、内外の物価、内外の金利差、日本銀行の公開市場操作が、為替相場や市中金利にどのような影響を与えるかという一般的な変動要因を問う問題である。
正解の根拠
日本の貿易黒字が拡大すると、輸出企業が受け取った外貨を売って円を買う動きが増えるため、円の需要が高まり、一般に円高要因となる。肢1は円安要因としているので不適切である。よって、正解は肢1。
各肢の検討
肢1:貿易黒字の拡大は円買いを増やすため円高要因。不適切。
肢2:日本の物価が相対的に上昇すると円の購買力が下がり、一般に円安要因となる。適切。
肢3:米国の利上げで日米の金利差が拡大すると、ドルで運用する動きが強まり、一般に円安要因となる。適切。
肢4:日本銀行が国債の買入れを行うと市中の資金量が増え、一般に市中金利の低下要因となる。適切。
一言まとめ
為替は「円を買う動きが増えれば円高、円を売る動きが増えれば円安」。貿易黒字は円買い、日米金利差拡大は円売りにつながると整理する。
一問一答各肢の正誤
×肢1日本の貿易黒字の拡大は、一般に、円安要因となる。
日本の貿易黒字の拡大は、輸出代金の外貨を円に替える動きが増え円買いが進むため、一般に円高要因となる。円安要因とする記述は不適切である。
○肢2日本の物価が米国と比較して相対的に上昇することは、一般に、円安要因となる。
日本の物価が米国と比較して相対的に上昇すると、円の購買力が低下するため、一般に円安要因となる。適切である。
○肢3米国が政策金利を引き上げることにより、日本と米国との金利差が拡大することは、一般に、円安要因となる。
米国の政策金利引上げで日米の金利差が拡大すると、より高い金利を求めて円を売ってドルを買う動きが強まるため、一般に円安要因となる。適切である。
○肢4日本銀行の金融市場調節の主な手段の1つである公開市場操作において、日本銀行が国債の買入れを行うことで市中に出回る資金量が増加することは、一般に、市中金利の低下要因となる。
日本銀行が公開市場操作で国債の買入れを行うと市中に出回る資金量が増加するため、一般に市中金利の低下要因となる。適切である。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2022年9月 問21 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2022年4月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。