ライフプランニングと資金計画2023年10月1日時点の法令に基づく出題です
2024年1月 FP2級学科 問8
A銀行の住宅ローン(変動金利型)を返済中であるBさんの、別の金融機関の住宅ローンへの借換えに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1「フラット35」や「フラット50」などの住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して提供する住宅ローンは、すべての商品が住宅取得時における利用に限定されているため、住宅ローンの借換先として選択することができない。
- 2全期間固定金利型の住宅ローンに借り換えた場合、借換後の返済期間における市中金利の上昇によって返済負担が増加することはない。
- 3住宅ローンの借換えに際して、A銀行の抵当権を抹消し、借換先の金融機関の抵当権を新たに設定する場合、登録免許税等の諸費用が必要となる。
- 4A銀行の住宅ローンの借入時と比較してBさんの収入が減少し、年収に占める住宅ローンの返済額の割合が上昇している場合、住宅ローンの借換えができない場合がある。
正解と解説AI解説
正解 肢1
本問の論点
住宅ローンの借換えについて、借換先の商品選択、固定金利型の特徴、借換えに伴う諸費用、借換時の審査を問う問題である。
正解の根拠
住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して提供するフラット35には、借換えに利用できる商品が用意されている。「すべての商品が住宅取得時における利用に限定されている」わけではなく、借換先として選択することができる。よって、正解は肢1。
各肢の検討
肢1:不適切。上記のとおり、フラット35は借換えにも利用できる。
肢2:適切。全期間固定金利型は借入時点で完済までの金利が確定するため、借換後の市中金利の上昇で返済負担が増えることはない。
肢3:適切。借換えではA銀行の抵当権を抹消し、借換先の抵当権を新たに設定するため、登録免許税や司法書士報酬、事務手数料、保証料などの諸費用が必要となる。
肢4:適切。借換えも新規の融資として審査されるため、収入減少により返済負担率が上昇していると、借換えができない場合がある。
一言まとめ
フラット35は借換えにも使える。借換えは金利差だけでなく諸費用と審査も考慮して判断する。
一問一答各肢の正誤
×肢1「フラット35」や「フラット50」などの住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して提供する住宅ローンは、すべての商品が住宅取得時における利用に限定されているため、住宅ローンの借換先として選択することができない。
フラット35には借換えに利用できる商品が用意されており、すべての商品が住宅取得時の利用に限定されているわけではないため、借換先として選択することができる。
○肢2全期間固定金利型の住宅ローンに借り換えた場合、借換後の返済期間における市中金利の上昇によって返済負担が増加することはない。
全期間固定金利型は借入時に返済終了までの金利が確定するため、借換後に市中金利が上昇しても返済負担は増加しない。
○肢3住宅ローンの借換えに際して、A銀行の抵当権を抹消し、借換先の金融機関の抵当権を新たに設定する場合、登録免許税等の諸費用が必要となる。
借換えではA銀行の抵当権の抹消登記と借換先の抵当権の設定登記が必要となり、登録免許税や司法書士報酬、事務手数料などの諸費用がかかる。
○肢4A銀行の住宅ローンの借入時と比較してBさんの収入が減少し、年収に占める住宅ローンの返済額の割合が上昇している場合、住宅ローンの借換えができない場合がある。
借換えも新たな融資であるため審査が行われ、収入が減少して返済負担率が上昇している場合には、借換えが認められないことがある。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2024年1月 問8 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2023年10月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。