金融資産運用2017年4月1日時点の法令に基づく出題です
2017年9月 FP2級学科 問27
下記<資料>に基づくファンドAとファンドBの過去5年間の運用パフォーマンスの比較評価に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。<資料>ファンドAとファンドBの過去5年間の運用パフォーマンスに関する情報ファンド名実績収益率の平均値実績収益率の標準偏差ファンドA10.3%3.0%ファンドB3.5%1.0%ポートフォリオの運用パフォーマンスの評価には、シャープレシオを尺度とするものがある。シャープレシオは、ポートフォリオの超過収益率を標準偏差で除して算出される。無リスク金利を1.0%として、<資料>の数値によりファンドAのシャープレシオの値を算出すると(ア)となる。同様に算出したファンドBのシャープレシオの値により、両ファンドの運用パフォーマンスを比較すると、過去5年間は(イ)の方が効率的な運用であったと判断される。

- 1(ア)2.5(イ)ファンドA
- 2(ア)2.5(イ)ファンドB
- 3(ア)3.1(イ)ファンドA
- 4(ア)3.1(イ)ファンドB
正解と解説AI解説
正解 肢3
本問の論点
シャープレシオは、無リスク金利を上回る超過収益率を、リスクの大きさである標準偏差で割って求める指標である。本問は、ファンドAの値を計算し、ファンドBの値と比べてどちらが効率的かを判断させる問題である。
正解の根拠
シャープレシオは(実績収益率の平均値-無リスク金利)÷標準偏差で求める。ファンドAは超過収益率が9.3%、標準偏差が3.0%なので3.1となる。ファンドBは超過収益率が2.5%、標準偏差が1.0%なので2.5となる。値が大きいほどリスク1単位あたりの超過収益が大きく効率的なので、(ア)は3.1、(イ)はファンドAである。よって、正解は肢3。
各肢の検討
肢1:(ア)の2.5はファンドBの値であり、Aの値は3.1なので誤り。
肢2:(ア)が2.5で誤りであり、(イ)のファンドBも誤り。
肢3:(ア)3.1、(イ)ファンドAの組み合わせで正しい。
肢4:(ア)の3.1は正しいが、ファンドBの2.5はAの3.1より小さく、(イ)が誤り。
計算過程
ファンドA:(10.3%-1.0%)÷3.0%=9.3%÷3.0%=3.1。
ファンドB:(3.5%-1.0%)÷1.0%=2.5%÷1.0%=2.5。結果は3.1>2.5。
一言まとめ
分子は平均値そのものではなく、無リスク金利を引いた超過収益率である。この点を忘れなければ計算で迷わない。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2017年9月 問27 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2017年4月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。