金融資産運用2021年10月1日時点の法令に基づく出題です
2022年5月 FP2級学科 問25
株式指標の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1同規模・同一業種の銘柄間においては、PERの高い銘柄が割安と考えられる。
- 2同規模・同一業種の銘柄間においては、PBRの高い銘柄が割安と考えられる。
- 3配当性向は、企業の当期純利益に対する年間配当金の割合を示す指標である。
- 4ROAは、企業の売上高に対する当期純利益の割合を示す指標である。
正解と解説AI解説
正解 肢3
本問の論点
株式の代表的な投資指標であるPER、PBR、配当性向、ROAについて、その計算式と割安・割高の判断方法を問う問題である。
正解の根拠
配当性向は、企業が当期純利益のうちどれだけを配当として株主に還元したかを示す指標で、「年間配当金÷当期純利益」で求める。記述は配当性向の定義そのものであり、適切である。よって、正解は肢3。
各肢の検討
肢1:不適切。PER(株価収益率)は株価÷1株当たり純利益で求め、同規模・同一業種の銘柄間ではPERが高い銘柄ほど割高、低い銘柄ほど割安と考えられる。
肢2:不適切。PBR(株価純資産倍率)は株価÷1株当たり純資産で求め、PBRが高い銘柄ほど割高、低い銘柄ほど割安と考えられる。
肢3:適切。配当性向は当期純利益に対する年間配当金の割合である。
肢4:不適切。ROA(総資産利益率)は総資産に対する利益の割合を示す指標である。売上高に対する当期純利益の割合は売上高当期純利益率である。
一言まとめ
PER・PBRは「株価÷1株当たりの利益・純資産」で、低いほど割安。比率系の指標は分母が何かで見分ける。
一問一答各肢の正誤
×肢1同規模・同一業種の銘柄間においては、PERの高い銘柄が割安と考えられる。
PERは株価を1株当たり純利益で割った指標で、値が高いほど利益に対して株価が割高と考えられるため、高い銘柄が割安とする記述は誤りである。
×肢2同規模・同一業種の銘柄間においては、PBRの高い銘柄が割安と考えられる。
PBRは株価を1株当たり純資産で割った指標で、値が高いほど純資産に対して株価が割高と考えられるため、高い銘柄が割安とする記述は誤りである。
○肢3配当性向は、企業の当期純利益に対する年間配当金の割合を示す指標である。
配当性向は、当期純利益のうちどれだけを配当として株主に支払ったかを示す指標で、年間配当金を当期純利益で割って求める。
×肢4ROAは、企業の売上高に対する当期純利益の割合を示す指標である。
ROAは総資産に対する利益の割合を示す指標であり、売上高に対する当期純利益の割合は売上高当期純利益率であるため誤りである。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2022年5月 問25 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2021年10月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。