リスク管理2022年10月1日時点の法令に基づく出題です
2023年5月 FP2級学科 問12
生命保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、特約については考慮しないものとする。
- 1変額保険(終身型)では、契約時に定めた保険金額(基本保険金額)は保証されておらず、運用実績によっては、死亡保険金額が基本保険金額を下回る。
- 2特定(三大)疾病保障定期保険では、がん、急性心筋梗塞、脳卒中以外で被保険者が死亡した場合でも死亡保険金が支払われる。
- 3収入保障保険の死亡保険金を一時金で受け取る場合の受取額は、年金形式で受け取る場合の受取総額よりも少ない。
- 4低解約返戻金型終身保険では、他の契約条件が同一で低解約返戻金型ではない終身保険と比較して、保険料払込期間中の解約返戻金額が低く抑えられており、割安な保険料が設定されている。
正解と解説AI解説
正解 肢1
本問の論点
代表的な生命保険商品の一般的な商品性を問う問題である。変額保険の死亡保険金の保証、特定(三大)疾病保障定期保険の支払事由、収入保障保険の受取方法、低解約返戻金型終身保険の保険料と解約返戻金の関係が論点となる。
正解の根拠
変額保険(終身型)は、保険料を特別勘定で運用し、その運用実績によって保険金額や解約返戻金額が変動する保険である。ただし、死亡保険金については契約時に定めた基本保険金額が最低保証されており、運用実績が悪くても死亡保険金額が基本保険金額を下回ることはない。肢1は基本保険金額が保証されていないとしている点が誤りである。よって、正解は肢1。
各肢の検討
肢1:不適切。死亡保険金は基本保険金額が最低保証される。
肢2:適切。三大疾病以外の原因による死亡でも死亡保険金が支払われる。
肢3:適切。一時金で受け取る場合の受取額は、年金形式の受取総額より少ない。
肢4:適切。払込期間中の解約返戻金を低く抑える分、保険料が割安である。
一言まとめ
変額保険は「死亡保険金は最低保証あり、解約返戻金は最低保証なし」と押さえておく。
一問一答各肢の正誤
×肢1変額保険(終身型)では、契約時に定めた保険金額(基本保険金額)は保証されておらず、運用実績によっては、死亡保険金額が基本保険金額を下回る。
変額保険(終身型)では、契約時に定めた基本保険金額が死亡保険金の最低保証とされており、運用実績にかかわらず死亡保険金額が基本保険金額を下回ることはない。
○肢2特定(三大)疾病保障定期保険では、がん、急性心筋梗塞、脳卒中以外で被保険者が死亡した場合でも死亡保険金が支払われる。
特定(三大)疾病保障定期保険では、がん、急性心筋梗塞、脳卒中以外の原因で被保険者が死亡した場合でも死亡保険金が支払われる。
○肢3収入保障保険の死亡保険金を一時金で受け取る場合の受取額は、年金形式で受け取る場合の受取総額よりも少ない。
収入保障保険の死亡保険金を一時金で受け取る場合、受取額は年金形式で受け取る場合の受取総額よりも少なくなる。
○肢4低解約返戻金型終身保険では、他の契約条件が同一で低解約返戻金型ではない終身保険と比較して、保険料払込期間中の解約返戻金額が低く抑えられており、割安な保険料が設定されている。
低解約返戻金型終身保険は、保険料払込期間中の解約返戻金額を低く抑えることで、低解約返戻金型ではない終身保険より割安な保険料が設定されている。
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2023年5月 問12 を加工して作成。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説は2022年10月1日時点の法令に基づきます。基準日以降の改正が反映されていない場合があります。本サイトの解説は学習補助を目的とし、税務・投資・法律に関する助言ではありません。